ぶどうの色みと甘みを大きく左右するのは“昼と夜の寒暖差”。瀬戸内海に近く海抜180mの高さにある長畠高原葡萄園では、瀬戸内の海からふきこむ風が日中の暑さを逃がします。温暖な島に吹き込む、瀬戸内海の風。葡萄にとって最適な環境がここにあります。
葡萄園は斜面にあります。高いところから順に実が熟し、収穫期には毎日最も熟した葡萄を収穫できます。旬は7月下旬〜8月下旬。収穫は、朝5時台から。粒が引きしまった早朝に摘み、その日のうちにお客様のもとへ直送しています。
長畠高原葡萄園はハウス栽培。ハウスは太陽の熱と瀬戸内の風を大切に整えるだけでなく、ぶどうを虫や病気から守る役目も果たし、減農薬への取り組みとしても効果をあげています。
いくつかの苺を育てる中、ある品種と出会いました。淡路島、長畠高原であれば、きっと最良な育て方が見つかると思い、その品種だけに合わせた環境を作りました。育てるのが困難といわれる品種でしたが、今では自信が持ってお届けできるようになりました。
特に注力したのは良質な液体肥料です。収量を増やしすぎず、一粒一粒に栄養とおいしさがいきわたるよう調節。時には制限し、時には充分に。何年も育ててわかった量とタイミングが、一日一日の判断の糧となっています。
もちろん苺栽培も基礎は昼夜の寒暖差。寒暖差に恵まれた土地ですが、さらにハウスによる微調節を行っています。太陽熱を保ち、瀬戸内の風を取り込むことで、より苺が求める温度にあわせて整えています。